第15回TAMAとことん討論会
これまでの15年・これからの15年〜多摩地域のごみ・リサイクル これからの道筋〜
TAMAとことん討論会は、1992年7月に開催された東京都のTAMAらいふ21の記念事業のひとつとしてスタートしました。今年で回を重ね15回目。そこで私たちは、今回の討論会を、こうして15年目を迎えるにふさわしい、実り多いものにする努力をしてきました。
一方、この間における廃棄物の処理・再利用の科学技術の発達は目ざましいものがあります。また、循環型社会を築くための法律や制度もしだいに整ってきました。けれどもまだまだ多くの問題や課題が残されており、それらに挑む上で“5つの市民”に向けられる期待と責任は、ますます大きくなっているのです。多くの皆さんのご参加を期待しています。
寄本 勝美(第15回TAMAとことん討論会実行委員会委員長)
開催日時:2008年2月2日(土)
会 場:東京学芸大学 小金井キャンパス 西講義棟W110
主 催:第15回TAMAとことん討論会実行委員会
(特定非営利活動法人 東京・多摩リサイクル市民連邦、財団法人 東京市町村自治調査会)
共 催:東京学芸大学
後 援:東京都、東京都市長会、東京都町村会、小金井市
協 賛:各企業 団体
内 容:以下参照
「とことん討論会」プログラム
9:00 受付開始
9:00〜9:50 開会あいさつ
9:50〜12:00 基調報告
多摩地域のごみ実態調査から
岩谷祐治 東京市町村自治調査会調査部長
資源リサイクルの検証
紺野武郎 日本再生資源事業協同組合連合会会長
環境・リサイクル活動と市民的リテラクシーの育成
成田喜一郎 東京学芸大学教授
TAMAが発信してきたもの
江尻京子 東京・多摩リサイクル市民連邦事務局長
12:00〜13:00 昼の休憩
13:00〜18:00 とことんディスカッション
フレーム1 生ごみ
フレーム2 プラスチック
フレーム3 ライフスタイル
ディスカッションのまとめ
18:00〜18:05 閉会あいさつ
18:00〜20:00 交流会(大学食堂)
「とことんディスカッション」の紹介
『生ごみ』
テーマ 多様な仕組みづくり
コーディネーター 山本耕平(東京・多摩リサイクル市民連邦、環境・自治コンサルタント)
パネリスト 小川潔(東京学芸大学教授)
パネリスト 小俣巳知雄(東村山市ごみ減量推進課ごみ減量係長)
市民の関心が高い生ごみリサイクルですが、ごみ処理の主流にはなかなかなり得ません。多摩地域は農地、緑地が多く、都心部よりははるかに生ごみリサイクルにとっては好条件。市民だけでなく自治体も色々な試みに挑戦してきました東村山市では「生ごみ集団回収」が始まっています。現実的な対策として、大規模な堆肥化施設での処理ではなく、コミュニティを基盤としたアドホック・リサイクル(?)の可能性を考えてみましょう。
『プラスチック』
テーマ 埋められない回らない燃えるだけ
コーディネーター 鈴木直人(東京・多摩リサイクル市民連邦、資源循環コンサルタント)
パネリスト 村田徳治(循環資源研究所所長)
パネリスト 加藤宣行(加藤商事代表取締役)
【埋められない】二ツ塚処分場の搬入割り当ては年々厳しくなるばかり。
【回らない】容器包装プラの分別収集でリサイクル率大幅アップ!...している市町村も増えてきました。でも、どの位効率的に回っているの?
【燃えるだけ】リサイクルできないプラはサーマル・リサイクル!...って、有料化も進んで小さくなった焼却炉で熱回収できてるの?
こんなプラスチックごみの多摩地域なりのあり方について、大いに語り合いましょう。
『ライフスタイル』
テーマ ライフスタイルのパラダイムシフト
コーディネーター 祐乗坊進(東京・多摩リサイクル市民連邦、環境デザイナー)
パネリスト 木俣美樹男(東京学芸大学教授)
パネリスト 矢野郁子(グリーンコンシュマー研究会)
パネリスト 竹本徳子(カタログハウス取締役)
我々一人一人の環境や社会に対する意識や価値観の改革、そしてそれに伴う行動の積み重ねは、歴史的に見ても社会を動かす大きな力になっています。禁欲的である必要はないけれど、今の社会経済のトレンドをただひたすらトレースしている現状を見直さないと、ごみ問題の本質的な解決に近づけないのではないでしょうか。
持続性のある循環型社会とはどんな姿なのか、私たちの足もとにある日常化したライフスタイルのパラダイムシフトを考えてみたいと思います。
参加要項
対象:どなたでも参加できます。ただし申し込みが必要です。
定員:250名
参加費:1000円(資料代として)
交流会費:2500円