第13回TAMAとことん討論会

循環型社会をつくる多摩パワー

開催にあたって 開催概要 プログラム 分科会紹介


第13回TAMAとことん討論会開催にあたって


 私は、これからの社会においては“役割相乗型”のシステムを築くことが、益々必要となると確信しています。“役割相乗”とは、社会の問題ごとに、それに関連する市民(NPOやNGOを含む)、企業、行政などの役割を適切に組み合わせ、あるいは掛け合わせて、それによって得られる相乗効果をできるだけ大きくしていくことを意味します。
 さて、TAMAとことん討論会は、今年で13回目の開催となります。今回は、「循環型社会をつくる多摩パワー」をテーマとしてますが、そこでは“役割相乗”の考え方も生かされるように願っています。

 

開催日時:2006年1月29日(日)

会  場:府中グリーンプラザ(全体会・分科会)、多摩交流センター(分科会)

主  催:第13回TAMAとことん討論会実行委員会

     (特定非営利活動法人 東京・多摩リサイクル市民連邦、財団法人 東京市町村自治調査会)

後  援:東京都、東京都市長会、東京都町村会、府中市

協  賛:各企業および各団体

協  力:東京都リサイクル事業協会、食器リサイクル全国ネットワーク

参加者数:約250人

内  容:以下参照 

 

 

「とことん討論会」プログラム

10:00 受付開始(府中グリーンプラザ6階)

10:30 開会の挨拶

10:45 全体会事例発表

       16年度多摩地域リサイクル率、可燃ごみ不燃ごみ排出量

          秋場 豊(調布市環境部ごみ対策課管理係長)

       水と生きる SUNTORY…社会と自然との共生を目指して

         早乙女 明良(サントリー兜髄野ビール工場課長)

       多摩地域集団回収量トップの受け皿として

         吉崎 稔旺(青梅資源リサイクル事業協同組合理事長)

       陶磁器製廃食器のリサイクルを推進

         江尻 京子(東京・多摩リサイクル市民連邦おちゃわんプロジェクト代表)

12:00 休憩・昼食   

13:00 分科会(グリーンプラザ 多摩交流センター)

       1.ごみ処理&リサイクルコスト

       2.バイオマス・出口問題を追う

       3.最終処分場からごみ問題を考える

       4.ごみを減らす「地域のしくみ」を考える

       5.よくわかる食器リサイクル

       6.再生資源リレートーク

16:00 分科会終了

16:20 全体報告会(グリーンプラザ)

17:00 閉会

17:30 交流会 府中駅ビル内「戎」

      

 

「とことん討論会」分科会の紹介

第1分科会 ごみ処理&リサイクルコスト 

容リ法の改正議論も大詰めを迎えています。事業者の負担はどうなるのか、市町村費用の透明化・効率化はできるのか、そして市民は何をすればいいのか…。コスト分科会も3年目、まとめて議論しましょう。

講師

 公文正人(サントリー株式会社環境部長)

 石名坂賢一(柏市クリーン推進課)

第2分科会 バイオマス・出口問題を追う〜生ごみリサイクルの現場から〜

バイオマス利用については需要が伴う品質が維持出来るかどうかが焦点です。その中で堆肥・飼料を中心にして、原料となるもの(生ごみ等)の品質、システムづくり、製品の特性、これ等の事例・実績発表などを聞いてバイオマス利用の可能性を追います。

講師

 赤崎豊(えびな環境市民会議)

 菅野二郎(有限会社共栄美化代表取締役会長)

 瀬戸昌之(東京農工大学教授)

第3分科会 最終処分場からごみ問題を考える〜リサイクルが進んでいるのになぜごみは減らないの?〜

今回は、企業、再生事業者、行政、市民、研究者の五人の講師と共に、五味一体で考え、議論します。処分場やプラスチックなどの現状の問題から、社会の仕組みやライフスタイルの転換など、未来に向けた話をします。

講師

 北村亨(高俊興業株式会社 取締役)

 園田真見子(埼玉エコ・リサイクル連絡会)

 野口博子(プラスチック容器包装リサイクル推進協議会業務部長)

 秋場豊(調布市ごみ対策課)

 佐野敦彦(佐野都市環境計画事務所)

 寄本勝美(早稲田大学教授)

第4分科会 ごみを減らす「地域のしくみ」を考える−「有料化」を切り口に−(府中市民有志分科会)

ごみ減量には、私たちのライフスタイルだけでなく、地域でどんなしくみを整えるかも大きく影響します。最近、注目されているごみ収集の有料制を切り口に、ごみ減量に必要な「地域のしくみ」を話し合いましょう。

講師

 崎田裕子(環境ジャーナリスト)

 佐藤美千代(日野・まちの生ごみを考える会)

 大舘直(青梅市ごみ対策課)

第5分科会 よくわかる食器リサイクル(協力 食器リサイクル全国ネットワーク)

市民連邦では、2004年から内部に「おちゃわんプロジェクト」を設置し、陶磁器製食器のリサイクルについて研究をすすめてきました。食器リサイクルってなぁに?に答える分科会です。

講師

 長谷川善一(岐阜県セラミックス技術研究所)

 永田秀和(中部リサイクル運動市民の会)

 関本朗(らでぃっしゅぼーや株式会社)

 江尻京子(食器リサイクル全国ネットワーク代表)

第6分科会 再生資源リレートーク(主催 東京都リサイクル事業協会)

古紙、古繊維、びん、缶、ペットボトル、魚さいなど、各品目ごとにリサイクルの現状と課題を報告します。また、参加者のみなさまと自由に意見交換する時間を持つ予定です。

講師

 紺野武郎(関東資源回収組合連合会会長・東多摩再資源化事業協同組合理事長)

 栗原正雄(関東製紙原料直納商工組合理事長)

 中野聰恭(関東古繊維協会会長)

 土井俊雄(東京壜容器協同組合常務理事)

 菅沢和志(東京硝子原料問屋協同組合代表理事)

 中澤輝之(東都魚さい処理協同組合専務理事)